« 奈良博で正倉院文書を展示【終了しました】 | トップページ | 麻布製の東大寺荘園図を展示中【終了しました】 »

2012年7月 2日 (月)

《電子くずし字字典》に正倉院文書の字形を登録開始

東京大学史料編纂所では、《電子くずし字字典データベース》を公開しています。これは、史料の原本画像から切り出した文字情報をデータベース化したもので、1文字ごと、あるいは熟語の字形検索ができ、くずし字の解読にも役立つツールになっています。
従来は、主に東京大学史料編纂所が所蔵する史料原本から文字を切り出していたため、古代の文字情報については手薄となっていました。そこで2009年10月からは、奈良文化財研究所の開発した『木簡画像データベース・木簡字典』との連携検索ができるようになりました。
そして今回、宮内庁正倉院事務所の協力のもと、正倉院文書に記された文字についても、《電子くずし字字典データベース》に登録していくことになりました。

《電子くずし字字典データベース》
東京大学史料編纂所のホームページ
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/index-j.html
ここから、「データベース検索」→「電子くずし字字典データベース」と進んでください。

たとえば「塩」と検索すると…
1

次のように、データベースの中から代表的な字体が表示されます。

2

登録されている「塩」字をすべて表示させてみると…

3

中世以降の事例に混じって、正倉院文書から切り取られた字形が表示されています。
画像部分をクリックすると、切り出し元の文書名とその所在を確認することができます。

4

文字の切り出し作業に手間がかかるため、現段階の登録件数はごく少数に留まっていますが、今後、少しずつ増やしていく予定です。また木簡字典との連携検索も段階的に進めていきますので、木簡と正倉院文書の文字を並べて見ることもできるようになります。

より有用なデータベースに育てるために、ぜひ一度ご利用いただき、改良点などご意見をお寄せください。

« 奈良博で正倉院文書を展示【終了しました】 | トップページ | 麻布製の東大寺荘園図を展示中【終了しました】 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1410821/45653883

この記事へのトラックバック一覧です: 《電子くずし字字典》に正倉院文書の字形を登録開始:

« 奈良博で正倉院文書を展示【終了しました】 | トップページ | 麻布製の東大寺荘園図を展示中【終了しました】 »