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2013年1月

2013年1月 9日 (水)

「皆川完一先生の思い出を語る会」が開かれました

2012年12月22日、東京大学におきまして、2011年秋に急逝された本会初代代表、皆川完一先生を偲び、そのご業績とお人柄を語る会が持たれ、80名以上の参加者が集いました。

第1部 講演会「皆川先生と正倉院文書研究」は、文学部1番大教室を会場に、栄原永遠男氏(大阪市立大学名誉教授)の「岸俊男の正倉院文書研究」と、杉本一樹氏(宮内庁正倉院事務所事務所長)の「皆川先生と正倉院古文書調査」の、2本の講演がありました。続けて皆川先生の勤務された職場を代表して、榎原雅治氏(東京大学史料編纂所所長)、佐藤信氏(東京大学文学部教授)、石井正敏氏(中央大学教授、司会・大平聡氏による代読)が職場での皆川先生のお姿を紹介され、また小口雅史氏が皆川先生の正倉院文書演習についてお話しされました。

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第2部 「思い出を語る会」は、山上会館地階レストランに会場を移し、立食形式の和やかな雰囲気のもとに進められました。冒頭で、皆川先生の論考・随筆などを編んだ『文と山を思う 皆川完一先生遺文集』(私家版)が、編集を担当された石上英一氏の手によりご遺影の前に献呈されました。笹山晴生氏による献杯に続けて、皆川先生と親しくお付き合いされた方々による思い出話が多数披露されました。いずれも皆川先生の温かいお人柄、研究に対する真摯なお姿を彷彿とさせる、心温まる、また後進として背筋の伸びるようなエピソードばかりでした。会場スクリーンには皆川先生の生前のお写真が映し出され、その山と人に囲まれたご生涯に見入る参加者も多くいらっしゃいました。

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皆川先生のご論文は、関係諸氏のご努力によって未公表原稿や講演記録なども含めて編集され、『正倉院文書と古代中世史料の研究』(吉川弘文館、2012年11月)として刊行されました。皆川先生の堅実なご研究をふりかえることができるとともに、さりげなくも魅力溢れる名文が満載されています。

前述の遺文集『文と山を思う』(私家版、2012年12月刊)、および追悼文集『止まざる心』(2013年8月刊、PDF版)を、1セット3,500円(送料込)で実費販売いたします。ご希望の場合は、正倉院文書研究会事務局(shosoinkenkyukai@gmail.com)までメールでお問い合わせください。

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