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2015年4月

2015年4月28日 (火)

『正倉院紀要』第37号が刊行されました

正倉院のホームページにて、全文をPDFファイルで読むことができます。

http://shosoin.kunaicho.go.jp/ja-JP/Bulletin

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目次

[正倉院宝物特別調査]毛材質調査報告……竹之内一昭・奥村章・福永重治・向久保健蔵・実森康宏・ジョリー ジョンソン・本出ますみ
年次報告
[宝物随想]玉箒の揺らぎ……………………阿部弘

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毛材質調査報告では、筆・伎楽面・塵尾その他・毛氈といった毛を使用した宝物について、毛材質や技法について検討を加えたものです。私などは初めて知ることばかりだったのですが、たとえば筆は5段構造になっており、多くは5段とも同種の毛(兎・狸・馬など)を使用しているものの、天平宝物筆などは層ごとに別種の毛が使用されているそうです。他にも、鯨鬚とされていたものが猪毛や馬毛であったとか、中央アジア地域の伝統的技法を参考に、フェルトの文様技法についての理解が正されるなど、興味深い指摘が満載です。中央アジアでのフェルト制作の様子を撮影したスナップや、わかりやすい模式図、豊富な写真図版によって、専門外の読者にも大変丁寧な報告となっています。

 

年次報告には、正倉院展公開講座における2講演(佐々田悠氏「慶長櫃が語る正倉院の歴史」/成瀬正和氏「正倉と正倉院宝物―守る・伝える―」)の概要が掲載されています。

 

 

 

 

2015年4月15日 (水)

「平安古経展」開催中【終了しました】

奈良国立博物館で、「12世紀半ばまでの経典発展史」がわかる展覧会が開催中です。

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特別展「まぼろしの久能寺経に出会う 平安古経展」

会場:奈良国立博物館

会期:2015年4月7日(火)~5月17日(日) 9:30~17:00(毎週金曜日は~19:00)

    ※毎週月曜日休館、ただし5月4日(祝)は開館、5月7日(木)は休館

http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2015toku/heiankokyou/heiankokyou_index.html

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保存修理が終わり、華麗な往時の姿を取り戻した「久能寺経」を中心に、久能寺経に至る装飾技術や写経形式の発展の歴史を、整理して展示してくれています。

奈良時代の国家主導型写経事業は、平安時代に入ってどのような変化を遂げていくのでしょうか。一切経の地方・貴族層への広がり、経塚に埋納された多様な素材の経典、印刷されたものや金泥・銀泥などの装飾を凝らされた経典など、様々な姿をした経典の数々をまとめて観ることができます。

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