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2016年5月

2016年5月30日 (月)

正倉院文書の連続講座が開かれます【終了しました】

『トンボの眼』において、本研究会から講師を派遣し、正倉院文書についての連続講座を開催いたします。

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入門解説・正倉院文書
第1回 8月28日(日) 正倉院文書入門(講師:仁藤敦史)
第2回 9月 4日(日) 正倉院文書と東アジア(講師:三上喜孝)
第3回 9月11日(日) 正倉院文書から延喜式へ(講師:小倉慈司)
第4回 9月25日(日) 聖武天皇のお葬式(講師:稲田奈津子)
第5回 10月2日(日) 正倉院文書の楽しさ(講師:山口英男)

いずれも 13時30分~15時30分、全5回、受講料あり
会場は東京都内区立施設の予定です

【詳しくはコチラ↓】
http://www.tonbonome.net/index.php?page=event_ev1608280
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ふるってご参加ください。

2016年5月24日 (火)

『正倉院紀要』第38号が刊行されました

正倉院のホームページにて、全文をPDFファイルで読むことができます。
http://shosoin.kunaicho.go.jp/ja-JP/Bulletin

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目次
特集 正倉院正倉整備工事 まえがき……………………杉本一樹
正倉院正倉整備工事の報告……………………………春日井道彦
正倉院正倉の奈良時代平瓦をめぐる諸問題…………岩永省三
年輪年代法による正倉院正倉の建築部材の調査(3)…光谷拓実
正倉院宝庫修理の歴史と自然災害……………………飯田剛彦
正倉の鎮守について……………………………………春日井道彦
年次報告

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今回の特集は、2011~14年におこなわれた正倉院宝庫の整備工事に際して、新たに得られた知見をまとめたものとなっており、読みごたえがあります。
春日井論文や岩永論文によると、平瓦の製作技法について、東大寺造営の頃には「桶巻作り」から「一枚作り」に移行していたとの「常識」に反し、今回の調査では、正倉院宝庫に残る奈良時代瓦の実に70パーセント以上が桶巻作りだったことが判明したそうです。それを瓦の状態の良し悪しによる残存率のなせる結果とみるか、東大寺造営に先行する建物からの再利用とみるか、あるいは製作技法の年代観自体を見直す必要があるのか。興味は尽きません。その他にも、奈良時代の瓦工たちの手の痕跡が瓦に鮮明に残されている様子は驚きですし、また整備後の宝庫屋根のどの部分にどの時代の瓦が葺かれているか、一目瞭然の挿図も興味深いものです(古い瓦を見たければ南面を見るべし!)。
飯田論文は、従来の研究では見逃されてきた鎌倉時代後期の修理についての史料を指摘するなど、新知見も多く交えながら、宝庫修理の歴史を描いていきます。近年特に注目される自然災害と文化財保護という視点からも、示唆するところの多い一文となっています。
年次報告では、正集に見える国印の印肉材の調査結果が示されています。

2016年5月 4日 (水)

宮内庁書陵部収蔵漢籍画像公開記念国際研究集会のおしらせ【終了しました】

宮内庁所蔵漢籍についての研究集会が開催されます。書陵部所蔵の今更一部一切経についての報告もあり、またこの研究集会にあわせて、経巻も含んだ書陵部所蔵漢籍の善本のカラー画像がネット公開されるとのことです。ぜひご参加ください。

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慶應義塾大学附属研究所斯道文庫では、下記のイベントを共催します。奮ってご参加下さるようお願い申し上げます。

宮内庁書陵部収蔵漢籍画像公開記念国際研究集会
日本における漢籍の伝流
−デジタルアーカイブ「宮内庁書陵部収蔵漢籍集覧」の視角−

日時: 平成28年6月4日(土)10:00〜17:30
会場: 慶應義塾大学三田キャンパス北館ホール
主催: 書陵部漢籍研究成果報告会実行委員会 
http://www.sido.keio.ac.jp/

プログラム:
第Ⅰ部 研究報告Ⅰ 仏典と漢籍旧鈔本
 
「宮内庁書陵部所蔵の聖語蔵関係経巻について」 小倉慈司(国立歴史民俗博物館准教授)
 「『古文孝経』永仁五年写本の問題点」 佐藤道生(慶應義塾大学文学部教授)
第Ⅱ部 講演とシンポジウム「漢籍研究とデジタルアーカイブ」
 「アメリカ合衆国における漢籍研究とデジタルアーカイブ」 マーティン ヘイドラ氏(プリンストン大学東アジア図書館長)
 「韓国伝来漢籍の研究とデジタルアーカイブ」 沈慶昊氏(高麗大学校漢文学科教授)
 「日本漢籍の研究とデジタルアーカイブ」 陳正宏氏(復旦大学古籍整理研究所教授)
 「蔵書概説データベースの効用」高橋智(慶應義塾大学附属研究所斯道文庫教授)
 司会:金 文京(鶴見大学文学部教授・京都大学名誉教授)
第Ⅲ部 研究報告Ⅱ 宋元版と家別け文庫
 「書陵部本宋版論衡について」 矢島明希子(慶應義塾大学附属研究所斯道文庫研究嘱託)
 「徳山毛利家旧蔵「伝奇四十種」所収『楊東来先生批評西遊記』の書名改刻をめぐって―原題は『李卓吾先生批評西遊記』か?―」 上原究一(山梨大学大学院総合研究部准教授)


【参加無料・登録不要】
広く漢籍と、日本文化研究に関心ある皆様のご参加をお待ちしております。

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