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2017年2月

2017年2月17日 (金)

奈良国立博物館で正倉院文書を展示中【終了しました】

奈良国立博物館の名品展「珠玉の仏教美術」において、3月14日(火)まで、正倉院文書を展示しています。

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重要文化財「造東大寺司請経牒」1巻

 

写経所で五月一日経の勘経がおこなわれていた時期、平城京内の諸寺院にも勘経の分担を依頼(命令?)することがありました。この文書は、天平勝宝7歳(755)に、写経所の上級官司である造東大寺司が興福寺に宛てて出した牒で、五月一日経96巻分を勘経するため、図書寮経(唐経)の同一巻とともに興福寺へ引き渡すという内容です。(帙単位で渡したため、図書寮経のほうが数が多く、134巻になっている。合計230巻。)
宮崎健司「光明子発願五月一日経の勘経」(同『日本古代の写経と社会』塙書房、二〇〇六年)参照。奈良国立博物館『大遣唐使展』(図録、二〇一〇年)にも図版・解説が掲載されています。

 

そのほか名品展では、五月一日経・大般若経(魚養経)・紫紙金字金光明最勝王経など、いずれも正倉院文書との関連が深い奈良朝写経が展示されています。前述の造東大寺司請経牒も含め、これらは奈良博HP上の「収蔵品データベース」で、鮮明な画像と詳しい説明を見ることができます。
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2017mei/2017mei_101_shoseki.html
(目録「名称」の青い字をクリックすると、収蔵品データベースを参照できます)

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