台東区立書道博物館企画展「美しい楷書―中国と日本―」【終了しました】
台東区立書道博物館で奈良時代の古写経「大般若波羅蜜多経 巻第八十一(伝朝野魚養筆)」が展示されています。
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企画展 中村不折コレクション「美しい楷書―中国と日本―」
後期展示 8月16日(火)~10月23日(日)
https://www.taitocity.net/zaidan/shodou/oshirase/news/2188/
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この大般若経は、「魚養経」「薬師寺経」などと呼ばれるもので、現在、藤田美術館に387卷、薬師寺に40卷以上、その他の機関を含めて合計470卷以上が残っています。正倉院文書から神護景雲四年(770)から宝亀二年(771)に東大寺写経所で書写された「先一部」写経事業のものであることがわかっています。展示されている「巻第八十一」は、経師の丸部大人が宝亀元年十一月三日以前に書写しました(『大日本古文書』編年文書17巻206頁参照)。