06 会誌目次【1~16号】
第1号(1993) B5判208頁 4000円(本体) 一九九三・一一刊
口絵 官戸月粮下給帳(?)・留米収置注文 (釈文・解説 杉本一樹)
川原秀夫 紫香楽宮写経に関する一考察
春名宏昭 百部最勝王経覚書
中林隆之 優婆塞(夷)貢進制度の展開
山本幸男 天平宝字二年における御願経・知識経書写関係史料の整理と検討(上)
佐藤長門 称徳・道鏡政権下の写経体制
栄原永遠男 正倉院文書関係文献目録(1)
石上英一 会の歩みと『正倉院文書研究』の刊行
第2号(1994) B5判192頁 4000円(本体) 一九九四・一一刊
口絵 常陸国戸籍 復原 (釈文・解説 杉本一樹)
山下有美 正倉院文書を伝えた写経機構(上)
宮崎健司 天平勝宝七歳における『大宝積経』の勘経
山本幸男 天平宝字二年における御願経・知識経書写関係史料の整理と検討(下)
皆川完一 買新羅物解 拾遺
栄原永遠男 正倉院文書関係文献目録(2)
第3号(1995) B5判212頁 4000円(本体) 一九九五・一一刊
口絵 下総国戸籍 復原 (釈文・解説 杉本一樹)
春名宏昭 先写一切経(再開後)について
山下有美 正倉院文書を伝えた写経機構(下)
山本幸男 天平宝字二年における御願経三六〇〇巻の書写(上) ―全体像の把握のために―
北條朝彦 「書」印試論 ―正倉院文書に見える印影の一つとして―
湯ノ上隆 小杉榲邨の蒐書と書写活動 ―正倉院文書調査の一齣―
石上英一 和泉監正税帳の料紙構成の編成過程
栄原永遠男 正倉院文書関係文献目録(3)
第4号(1996) B5判198頁 5000円(本体) 一九九六・一一刊
口絵 東大寺盧舎那仏開眼供養供奉僧名帳
鷺森浩幸 八世紀の法華寺とそれをめぐる人々
山下有美 勅旨写一切経所について ―皇后宮職系統写経機構の性格―
山本幸男 天平宝字二年における御願経三六〇〇巻の書写(下) ―全体像の把握のために―
丸山裕美子 書儀の受容について ―正倉院文書に見る「書儀」の世界―
岡藤良敬 福山敏男氏の正倉院文書研究 ―造営史料の場合―
西洋子 食口案の復原(1) ―正倉院文書断簡配列復原研究資料Ⅰ―
杉本一樹 塵芥文書の調査と蝋燭文書(口絵解説)
第5号(1997) B5判178頁 5000円(本体) 一九九七・一一刊
口絵 「鏡背下絵」二点
鐘江宏之 計会帳作成の背景 ―国府における文書保管との関連性から―
岡藤良敬 天平宝字六年、鋳鏡関係史料の検討
古尾谷知浩 東大寺正倉院勅封蔵の出納体制
西洋子 食口案の復原(2) ―正倉院文書断簡配列復原研究資料Ⅰ―
杉本一樹 「鏡背下絵」二点について(口絵解説)
研究の歩みと思い出
青木和夫 正倉院戸籍調査
平野邦雄 正倉院文書と『日本古代人名辞典』
池田温 正倉院文書と敦煌・吐魯番文書
虎尾俊哉 正倉院文書複製事業とその思い出
米田雄介 正倉院文書の出陳
西山厚 正倉院展と正倉院文書
皆川完一 史料編纂所の正倉院古文書調査
第6号(1999) B5判168頁 5500円(本体) 一九九九・一一刊
口絵 藤原豊成書状 (解説 杉本一樹)
加藤豊仭 六朝の書蹟の型式化について
山下有美 五月一日経「創出」の史的意義
須原祥二 藤原豊成書状をめぐって
大隅亜希子 装コウ組織の展開と布施支給の変遷
中林隆之 日本古代の仁王会
黒田洋子 「布施勘定帳」の基礎的分析
第7号(2001) B5判212頁 5500円(本体) 二〇〇一・一一刊
口絵 国立歴史民俗博物館保管「无下雑物納帳」 (釈文・解説 吉岡眞之)
山本信介 東大寺奴婢帳の擬古文書
杉本一樹 藤原豊成書状の年紀について
遠藤慶太 中宮の追福 ―藤原宮子のための写経と斎会
山下有美 嶋院における勘経と写経 ―国家的写経機構の再把握―
森明彦 奈良朝末期の奉写一切経群と東大寺実忠
鐘江宏之 諸国正税帳の筆記と書生 ―継目裏書と郡司記名の検討を踏まえて―
石田実洋 東大寺道別当任牒の基礎的考察
皆川完一 [書評と紹介]関根真隆編『正倉院文書事項索引』
第8号(2002) B5判178頁 5500円(本体) 二〇〇二・一一刊
口絵 東京大学史料編纂所所蔵『正倉院文書 丹裹文書』 (解説 野尻忠)
山下有美 東大寺の花厳衆と六宗 ―古代寺院社会試論―
根立研介 国中連公麻呂考
野尻忠 正倉院『丹裹文書』の成立と伝来
加藤豊仭 書としての正倉院文書研究序説 ―「手実」考―
桑原祐子 正倉院文書における墨の記述 ―墨頭・墨端と助数詞―
第9号(2003) B5判178頁 5500円(本体) 二〇〇三・一一刊
口絵 国立歴史民俗博物館保管「王広麻呂手実」「答他虫麻呂手実」
橋本義彦 『東大寺勅封蔵目録記』雑考
風間亜紀子 天平宝字年間における法華寺金堂の造営 ―作金堂所解の検討を中心に―
森哲也 近世・近代における東大寺文書
後藤真・柴山守 正倉院文書の情報化と復原
石上英一 正倉院文書における多様な様態と機能 ―裏面利用と継文―
仁藤敦史 手実二点(口絵解説)
第10号(2005) B5判206頁 6000円(本体) 二〇〇五・六刊
口絵 唐櫃蓋貼紙(表裏)
岡藤良敬 藤原「豊成」板殿・考 ―信楽買筑紫帥藤原殿板屋をめぐって―
風間亜紀子 文書行政における告朔解の意義
新井重行 東大寺開田図の整理過程と模写
栄原永遠男 千部法華経の写経事業(上)
飯田剛彦 唐櫃蓋貼紙(玻璃装仮整理文書断片のうち)(口絵解説)
栄原永遠男 正倉院文書関係文献目録(4)
第11号(2009) B5判210頁 6000円(本体) 二〇〇九・二刊
口絵 越中国射水郡鳴戸村墾田図(解説 野尻忠)
米田雄介 『国家珍宝帳』の付箋について
矢越葉子 造石山寺所の文書行政 ―文書の署名と宛先―
稲田奈津子 森川杜園『正倉院御物写』と日名子文書
栄原永遠男 千部法華経の写経事業(下)
西洋子 「未修古文書目録」と「続々修正倉院古文書目録」の対照表(一)
森哲也 岡藤良敬氏の正倉院文書研究
正倉院文書研究会委員会 『正倉院文書研究』第一号~第一〇号・総目次
第12号(2011) B5判160頁 6000円(本体) 二〇一一・一一刊
口絵 三野部石嶋造紙裹紙と平城宮五六号木簡(解説 飯田剛彦)
市川理恵 宝亀年間の布施申請解案の考察
佐々木恵介 正倉院文書中の経師等貢進文について
渡部陽子 「下纏」と「式」「敷」
鷺森浩幸 造石山寺所の給付体系と保良宮
森哲也 宮内庁書陵部所蔵『東大寺所蔵古文書』について
西洋子・矢越葉子 「未修古文書目録」と「続々修正倉院古文書目録」の対照表(二)
第13号(2013) B5判248頁 8500円(本体) 二〇一三・一一刊
口絵 万昆嶋主解<天平宝字二年七月二十八日> 紙背 写千巻経所 食物用帳断簡(解説 野尻忠)
小川靖彦 天平初期における呉桃紙を用いた体系的経典書写―山階寺西堂経の意義―
山下有美 校経における勘出・正書の実態と布施法
渡部陽子 正倉院文書にみえる帙
桑原祐子 道豊足の人事 ―あいまいな表現の背景―
濱道孝尚 写経所における「私書」の書写 ―奈良朝官人社会に関する小論―
山口英男 正倉院文書から見た「間食」の意味について
丸山裕美子 尾張名古屋の正倉院文書 ―庫外流出正倉院文書の行方―
栄原永遠男 岸俊男の正倉院文書研究と皆川完一
西洋子・矢越葉子 「未修古文書目録」と「続々修正倉院古文書目録」の対照表(三)
第14号(2015) B5判106頁 4500円(本体) 二〇一五・一一刊
南部 曻 御野国戸籍の「妾子」
石上英一 『東大寺要録』巻一所引延暦僧録文「仁政皇后菩薩」伝について
堀部 猛 日本古代の勘籍制
杉本一樹 皆川先生と正倉院古文書調査
渡部陽子 書評と紹介 尾形充彦著『正倉院染織品の研究』
口絵 赤地鴛鴦唐草文錦大幡脚端飾裏打文書(解説 飯田剛彦)
第15号(2017) B5判156頁 6000円(本体) 二〇一七・一〇刊
市川理恵 写経所の財源とその変遷
矢越葉子 東大寺所蔵経巻の検討―「神護景雲二年御願経」と正倉院文書を手がかりに―
武内美佳 続々修第四十七帙第一巻の断片復原と基礎的考察
長島由香 正倉院文書に見える奈良時代の軸について―生産、供給と需要、流通と交易―
三舟隆之 写経所における給食の復元
中村憲司 正倉院文書ワークショップ参加記
濱道孝尚 正倉院文書ワークショップ参加記
口絵 大般若経(魚養経)巻第二百五十一(解説 野尻忠)
第16号(2019) B5判136頁 5000円(本体) 二〇一九・一〇刊
山下有美 石山寺造営機構の性格と展開
市川理恵 造石山寺関係文書からみた仕丁
森川 実 奈良時代の埦・坏・盤
大杉綾花 聖語蔵第六類乙種写経第二一五号大般若経について―能恵所持大般若経補写事業との関連性から
研究展望 正倉院宝物の新出銘文(佐々田悠・三野拓也)
口絵 華厳経巻第七十(紫紙金字)(解説 野尻 忠 )